向井の母が自宅で営む小さなお店です。
子供の頃 いつも家に帰ると 台所で何かをしていた母。
家族は狭いダイニングでほとんどの時間を
過ごしました。
私達の友人と 大勢でテーブルを囲みました。
私が育ったお家を父が他界した後に
建て直しました。
きっと母は 自分の人生の中で これからという月日に自分の生きがいを見出すだろうと
リビングと台所が主役の建物になりました。
月日は流れ 母がここから新たなスタートをするということ
私は すごく嬉しく思いました。
WISHと同じ 人から人へと繋がっていくひっそりとしたお店の中で
鼻歌を歌いながら 深夜 お店の準備をしていた母でした。
お昼は 違うお仕事をしているので 週三日しかOPENできないのですが
訪問してくれるお客様を心待ちにしながら この時間を とても大切にしています。
苦労を山ほど超えてきた母に私ができることは
手助けではなく自分が しっかりと生きることだと思っています。
今 振り返ると
どんな辛いことがあっても 母の料理で癒されて
勇気づけられていたように
思います。
喜んでいただけることに子供のように感謝できる
とても心のある女性です。
また機会がございましたら 繊細でパワフルな母の料理を
一度 食べにきていただけましたら
幸せです。